時の首相を巨額の金銭で支える宗教法人が、地元の奈良に存在した。
4000万円におよぶ献金、住宅街に突如姿をあらわす神殿。売りさばかれる「さなえまんじゅう」に「サナ活ランチ」、ちらつく右翼団体の影。
謎に包まれる宗教団体の実体に迫った――。

「ここには教祖も信者もおらんのです」
神殿の「見守り」役だと自称する女性は、記者にそう話した。
奈良市内の住宅街の一角。外観は一見民家だが、玄関にはしめ縄が設えられている。一歩足を踏み入れると、そこは赤、緑、ピンク、水色と極彩色の世界だ。左右に大きな太鼓が配置され、中央奥に祭壇があった。
「見守り」女性に尋ねた。
――ここは?
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source : 週刊文春






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