今クール(4月~6月期)、伝統ある「フジ月9」枠で好評を博した連続ドラマ「イチケイのカラス」が早くも映画化されることが「週刊文春」の取材で判明した。
フジテレビ関係者が明かす。
「30分拡大版で放送された最終回(6月14日放映)の視聴率は番組最高タイの13.9%。全話で2桁達成の快挙に局の上層部もご満悦です。実は、早くも来年公開を目指して映画化の企画が水面下で進行しているのです」
お堅いイメージの法廷ドラマに彩りを添えたのは、型破りな裁判官を演じた竹野内豊(50)の脇を固めたクセ者たちだった。東大法学部卒の堅物裁判官を演じた黒木華(31)や、ベテラン裁判官を演じた小日向文世(67)だ。
「すでに主演の竹野内さんはもちろん、他の主要キャストについても映画撮影用のスケジュールが確保されています」(同前)
フジテレビの「月9」と言えば、木村拓哉(48)が検事役を演じた「HERO」や、福山雅治(52)主演の「ガリレオ」シリーズ、長澤まさみ(34)が天才的詐欺師を演じる「コンフィデンスマンJP」などが、連ドラで好評を博し、映画化されてきた歴史がある。
「フジでは、これまでも数多くのドラマ発の映画が制作されてきましたが、最近局内ではそれをさらに強化しようという流れになっています」(同前)
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source : 週刊文春 2021年7月1日号