「衆議院を解散する決断をいたしました」。宰相は国民生活を無視した“自己チュー”な事情を隠し、テレビカメラに微笑みかける。さなか、彼女の夫を継ぐ息子には様々な疑惑があった――。高市ファミリーの暗部を追う。

 

▶︎息子のゴリ押し出馬にライバル「総理の息子に逆らえない」

▶︎息子が社長のバイオ会社に夫・山本拓が“利益誘導”

▶︎胡錦濤と会見“日中友好のドン”が息子に献金、出馬支援

▶︎夫の通帳を見て「気絶するほどカネがない」夫婦仲の謎

 目力を込めた高市早苗首相は、政治の師と仰いだ安倍晋三元首相の言葉を引いて、1月19日、解散を表明した。

解散表明、本当の狙いは?

「困難はもとより覚悟の上です。しかし、未来は他人から与えられるものではありません。私たちが自らの手で切り開いていくものであります」

 昨年10月に女性初の首相となって約3カ月――高支持率の一方、“立つ瀬”は日に日に狭まっていた。中国との対立はレアアース輸出規制など経済戦に発展。

「国内に目を向けても物価高は収まらず、無責任な積極財政が円安や長期金利上昇を招き、制御不能状態です。昨年末までは国民生活の安定のために、通常国会で新年度当初予算を通す方針を示していた。しかし、国会が始まれば追及必至の問題が次々噴出。林芳正総務相の選挙買収疑惑高市氏への宗教法人からの不透明な多額献金に加え、『週刊文春』などが報じた統一教会『TM特別報告』の存在が不安視されていた。野党は材料を集め、手ぐすね引いて待っていました」(政治部デスク)

 そこで高市氏が前言を翻して切ったカードが、通常国会の冒頭解散だ。根回し皆無で批判が集まる中、高市氏は周囲に言い放った。

「(解散を事前に)言えなくて、ごめんなさいねぇ」

 高市氏は飲食料品にかかる消費税を2年間ゼロにする案に言及したが、

「昨年11月の参院本会議では『レジシステムの改修などに一定の時間がかかる』と慎重論を述べていた。選挙目当てでブレました。さらに、高市氏は『消費税だけじゃなくて、もっと有権者に受けるタマはないの』と周囲に発破をかけている」(官邸関係者)

 物価高対策のために必須の予算編成を投げだし、支持率が下がらないうちに選挙を――まさに究極の「自己チュー解散」だ。

 実は、その象徴と言うべき事態が起きている。息子の出馬である。

初回登録は初月300円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

  • 3年プラン

    59,400円一括払い、3年更新

    1,650円/月

有料会員になると…

スクープを毎日配信!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

  • 10

  • 13

  • 1

source : 週刊文春 2026年1月29日号