1月1日(木)

 年が明けた。今年の抱負は、とにかく[現状維持]と[死なない]こと。噺家の家は元旦から忙しない。いつもより早めに目を覚まし、よく噛んで餅を食う。海苔キムチとチーズをのせて焼いたら実に美味! 9時に妻、長男(20)、次男(17)、長女(15)と師匠・春風亭一朝宅に新年の挨拶へ。家族を伴うのは3年ぶりで師匠も女将さんも喜んでくれた。ビールで乾杯し、バタバタとおいとま。家族は私の実家へ、私は毎年恒例某ホテルの新春寄席へ向かう。「ここでしか落語を聴かない」であろうお客さんを前に、元気いっぱいの若手のごとく一席。アジるように怒鳴り続けて今年の初仕事で声が嗄れかける。

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source : 週刊文春 2026年2月5日号