1月22日、将棋界のレジェンド棋士、加藤一二三九段が逝去された。享年86。将棋界が大きな悲しみに包まれた日だ。

 神武以来の天才、1分将棋の神様……数々の異名を持つ加藤九段。

 私から見て、常に雲の上の存在だが、密かに親近感も抱いていた。

 それは私が子どもの頃、加藤九段と比較されることがあったから。とはいえ、それは才能ではない。

「杉本君、キミよく考えるねえ。加藤九段みたいだ」

 そう、長考派という点だけは、私は加藤九段と似ていた。長考する超一流棋士。加藤九段に救われた長考派の少年は多いはずだ。

 棋士になった私は加藤九段とは公式戦で4回対局している。初対戦ではお互いが1分将棋の激戦になるのを楽しみにしていた。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

週刊文春電子版 2月限定クーポン 年額プラン22,000円が初回5,000円引 3年プラン59,400円が初回10,000円引 2月27日(金)10時まで

キャンペーン終了まで

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

  • 3年プラン

    59,400円一括払い、3年更新

    1,650円/月

有料会員になると…

スクープを毎日配信!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

  • 0

  • 0

  • 0

source : 週刊文春 2026年2月12日号