「この1戦に全集中して、今日は臨みました」

 

 そう語ったのは、世界ランク1位のスイスに大金星を挙げた、女子カーリングチーム「フォルティウス」の司令塔、スキップを務める吉村紗也香(34)だ。

 北京五輪で銀メダルを獲り、旋風を巻き起こした「ロコ・ソラーレ」。そのロコを破って今大会に出場したのがフォルティウスである。

 スウェーデン、デンマーク相手に連敗スタート。2月14日、3戦目で激突したのが、10度の世界選手権優勝を誇るスイスだった。

「日本は先行を許すも、第7エンドで吉村がダブルテークアウトを決めて2得点で逆転。第10エンドではサードの小野寺佳歩のショットで主導権を握り、最後は吉村が相手の石を冷静にはじき出して7-5で勝利しました」(スポーツ紙記者)

 

 吉村は日本のカーリングの“聖地”北海道常呂町(現北見市)出身。競技を始めたのは小学4年生の時だ。小学校から大学まで吉村を指導した恩師、常呂カーリング倶楽部の小林博文会長が当時を振り返る。

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source : 週刊文春 2026年2月26日号