社会問題化する独身偽装。近年、性的な自己決定権(貞操権)侵害により、裁判所が損害賠償を命じるケースが相次いでいる。だが、慰謝料は100万円に満たないことも。独身偽装で出産まで経験した、あおさんの場合は――。

 

前回はこちら:航空自衛官の禁断写真と妊活妻との修羅場

連載第1回:博報堂マンの「独身偽装」と「リモート会議性交」

 木目調のプリント合板に囲まれた、無機質で殺風景な空間。東京地裁の法廷に立ったフリーデザイナー、中村あおさん(仮名、30代)は、眼前の風景に張りぼてのような味気なさを感じていた。法壇に並ぶ黒い法衣の裁判官も、感情のないロボットに見える。

 そんな中で彼女は訴えた。

「相手を泥酔させたり、相手の判断能力を鈍らせたりして性行為を持つことは刑罰対象になります。なのにどうして独身だと騙して性行為を持つことは刑罰対象ではないのでしょうか。

 子供は私にとって大事な存在ですが、あえて言わせてほしい。私は既婚者の子供を産みたくありませんでした」

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source : 週刊文春 2026年3月5日号