「金融機関に対して働きかけを……」。まるで“お上の言うことを聞かないと融資を引き揚げるぞ”と言わんばかりの発言で大炎上、1日で撤回に追い込まれた西村コロナ大臣。その原点には何があるのか、徹底検証した!
舌禍事件からわずか3日。7月11日、西村康稔経済再生相(58)は、地元・兵庫県明石市のJR明石駅前で絶叫していた。
「何としてもコロナを抑えたい。ご協力いただいている皆さんにしっかりと応えていきたい。その思いが強いばかりに、私の発言で、いろいろご迷惑をおかけしております!」
傍らには、自らも擁立に関わった兵庫県知事選の新人候補を従えている。街頭演説が終わるころには、西村氏の周りに20人弱の聴衆が集まり“密”に。だが、ソーシャルディスタンスを呼びかけることもなく写真撮影に応じる。終わると、商店街へ足を向けた。
取材のため、商店街の片隅に立っていた小誌女性記者。そこへ、まっすぐに駆け寄ってくる西村氏。
「よろしくお願いします、西村です!」
――演説、聞きました。
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source : 週刊文春 2021年7月22日号