(ぱくきょんなむ/1950年、鳥取県生まれ。90年、ラジオたんぱでの語りをまとめた『クミヨ(ゆめよ)!』出版より執筆活動を始める。『ポッカリ月が出ましたら』、『私たちは幸せになるために生まれてきた』、『私たちの近現代史』(村山由佳との共著)など著書多数。)

小・中学校からの親友、高校時代の美術部の仲間、大学時代の友人……。あげたらキリがないですが、日本人とか韓国・朝鮮人といった国籍に関係なく、昔から私のそばにはいつも心を通い合わせる友だちがいてくれたんです。
きっとそれが大きかったのでしょうね。私自身が直接、民族差別を受けて辛い思いをしたという経験は、ほとんどありませんでした。それよりも、うちには家父長制を絶対とする父が君臨していて、その圧力の方が私にはずっと苦しかったんです。「女は無口であるべし」というのが父の女性観。父はいつ怒りが爆発するかわからないので、家での私はいつも緊張し押し黙っていました。その反動です。今、私がこうしていつまでもおしゃべりを続けられるのは!(笑)
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source : 週刊文春 2026年4月23日号






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