巷には玉石混淆の情報が毎日溢れ返る。だからこそ新聞には、牛丼の𠮷野家と同じ精神で健筆をふるってもらいたい。「うまい、やすい、はやい」である。

 だが、現実はつらい。

 例えば、FNNプライムオンラインの4月12日付配信記事がそうだ。「文科省が学校法人同志社を現地調査へ 修学旅行中の高校生ら死亡した辺野古沖転覆事故」と見出しを立てる。

 これはうまくない。わざわざ「現地調査」と銘打つ以上、てっきり事故現場に足を運ぶかと思えば、話が違う。何と、「直接法人を訪れ、聞き取りなどを行う予定」(産経ニュースの11日付配信記事)。結局は学校を訪問するだけか。

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source : 週刊文春 2026年4月30日号