主演が黒木華で、バディ役には野呂佳代。なんとも贅沢なキャストで、放映前から期待は膨らむばかり。
与党実力者の父の逆鱗に触れ政界を追われた娘が、偶然に出会ったスナックのママを都知事選に担ぎだして、権力に立ち向かう。
番宣には“選挙エンターテインメント”とある。政治の闇との対峙がテーマだと、松本清張を十倍薄めた政界謀略ミステリーになる。
星野茉莉(まつり)(黒木華)は、与党幹事長の父(坂東彌十郎)が、医大の学部長転落死に絡んでいると疑って、父の汚れ仕事をずっと担ってきたのに非情に捨てられた。幼なじみで与党のホープ日山流星(松下洸平)も彼女を裏切る。
そんなとき下町のスナック「とし子」のママ、月岡あかり(野呂佳代)と出会う。常連客も少なく、経営も厳しいのに、人には優しく、茉莉がお守りにしている玩具ライトを無くしたとき、居合わせたあかりが一緒に探してくれた。
キャリアをすべて奪われた茉莉は、彼女を貧困や医療、育児を解決する都知事にと思う。「あたし、人の上になんか立てない」と、あかり。「上じゃないです、前です。同じ道を歩くんです」と茉莉は頼む。

そんな会話を交わす二人が魅力的でね。「とし子」の店名は先代のママ(木野花)の名前から。とし子ママが作ってた絶品の卵サンドを、茉莉とあかりが涙ボロボロ流して食べる。
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source : 週刊文春 2026年5月21日号






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