シンガポールの投資会社ペイシャンスキャピタルグループ(PCG)を率いるケン・チャン・チェン・ウェイCEO。シンガポール政府投資公社の日本代表を務めるなど、華やかな経歴を持つ投資家である。「週刊文春」が2025年11月13日号で報じたように、滝川クリステル氏が代表を務める一般社団法人の理事を務めるなど、彼女の“ビジネスパートナー”としても知られる一方、パラオ共和国で進めていたホテル建設計画を巡り、建築主である「ドン・キホーテ」創業者の安田隆夫氏から被害総額約35億円の刑事告訴を受けるなど、トラブルメーカーとしても知られる。

 

 そんなケン・チャン氏が、目下、力を入れているのが、新潟県妙高市のスキー場を巡るリゾート開発である。総額2000億円もの投資を謳う巨大事業だが、計画は二転三転し……。

《新潟・妙高を世界的リゾートに ファンドが2000億円投資》(2023年11月29日付「日本経済新聞 電子版」)

 2023年秋、日本経済新聞やブルームバーグなどの大手経済メディアが相次いで報じたのは、PCGによる妙高市の大型リゾート開発計画だ。ケン・チャンCEOは日本経済新聞の取材にこう語っている。

「目指すのはカナダのウィスラー。妙高にはそのポテンシャルがある」

ケン・チャン・チェン・ウェイ氏(PCGのHPより)

 北米最大級の高級スキーリゾート地として知られるカナダのウィスラーには、世界中からセレブが集う。妙高山をはじめとして2000メートル級の山々が連なる妙高高原を、世界に通用する高級リゾートに生まれ変わらせるというのだ。

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source : 週刊文春