こんな連載をやっているので読者の皆様には気づかれているかもしれないが、私は流行語の用例を集めるのが好きである。なんとなくみんながこんな言葉を使うようになったなあ、と気づく瞬間に喜びを感じる。ほぼ趣味である。そして、気づけば用法が増えたなあ……としみじみ思ってしまう言葉がある。最近は、アレです、「概念」。
もともとは極めて抽象度の高い、口語ではあまり使われなそうな単語だったように思う。その概念について考えると、なんて書くとものすごくインテリっぽい。概念、という言葉の持つゴツゴツとした抽象度の高さが先立っていた。
が、いまは、それだけではない。
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source : 週刊文春 2026年6月4日号






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