(前回の続き)

 結局、沖縄人魚像ハンティングの旅でゲットしたグッズはマナティのヌイグルミだけだった。そう思うとさらに愛おしくなって、今では就寝のお供。抱き心地がとてもいいのだ。

 それにやっぱ名前が可愛らしい。“まなみ”さんのアダ名がマナティになるのも頷ける。“じゅん”のアダ名がジュンゴンじゃ冴えないもんな。

 しかし、何故、沖縄(ちゅ)(うみ)水族館にジュゴンはいなかったのだろうか?

 すっかり忘れていたのだが、旅の初日、石垣空港の売店で見つけた『沖縄のジュゴン 民族考古学からの視座』という本。買っただけで満足していたが、その解答が記されているかも知れない。難しそうな内容だけど読んでみることにした。

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source : 週刊文春 2026年6月11日号