今年の2月14日は現地まで行き、フォーエバーヤングがサウジカップを連覇したのを見届けた。そのわずか2ヶ月後の4月25日、私はまたもサウジアラビアの地に赴いていた。

 今度はサッカーだ。我がFC町田ゼルビアがアジア最強クラブを決める大会、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE=以前のACL)において初参戦にも関わらず、地区予選を首位通過、ベスト16、ベスト8、ベスト4と勝ち進み、遂にアジアの頂に王手をかける決勝戦まで勝ち残ったからである。

 競馬のサウジカップは世界最高賞金額で25年、26年と連覇したので賞金16億円を2回もらった。サッカーのACLEでは決勝までに10億円の賞金を獲得しており、優勝すればさらに16億円が上乗せされる。

 前者は個人で後者は会社のことだけど、いずれにしても他の大会ではあり得ない大金だ。なんと私はサウジアラビアと相性が良いのだろう。もう国ごと大好きだ。もしムハンマド皇太子に呼ばれるようなことがあったら、すぐに飛んでいくしかない。

 そんな一方的な親サウジアラビア心とは裏腹に、決勝大会が行われたジッダ市にあるキング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアムは筆舌に尽くし難いアウェイだった。

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source : 週刊文春 2026年6月11日号