チーム編成の考え方としては、決して間違いではないと思う。ただ……ファンが「あのトレードをきっかけに」と感じてしまうのも無理はない。

 5月12日に発表されたDeNAとソフトバンクの交換トレード。シーズン中に扇の要だった山本祐大捕手(27)を放出したDeNAの決断は、大きな反響を呼んだ。

 もちろん球団にも理屈はある。期待の松尾汐恩捕手(21)への世代交代を進めながら、尾形崇斗投手(27)を獲得して弱かった投手陣の補強を狙う。勝利と将来を見据えたとすれば理解できる決断である。だが、勝負の世界は結果がすべて。チームはトレード発表直後の中日戦こそ勝ち越したが、その後の雨天中止を挟んだヤクルト戦を除いて6カード連続負け越し(6月8日現在)に「あのトレードから」という怨嗟の声がファンの間に巻き起こるのも仕方がない。

 そんな停滞ムードのDeNAに朗報は、右太もも裏の肉離れで戦線離脱していた牧秀悟内野手(28)の復帰である。

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source : 週刊文春 2026年6月18日号