信じられないミスだった。

 8月16日の中日対巨人戦での巨人・原辰徳監督(65)の“謎リクエスト”。巨人が1点を追う3回の攻撃だ。2死一、二塁から坂本勇人内野手の三ゴロで、中日の三塁手・石川昂弥内野手が一度、ボールを握り直して二塁に送球。微妙なタイミングだったが判定はアウトとなり、ベースカバーに入った石垣雅海内野手が咄嗟に転送した一塁も完全なタイミングでアウトという場面だった。

謎リクエストに手厳しい記事やコメントが寄せられた

 ところがここで原監督が二塁の判定にリクエスト。仮に二塁がセーフでも一塁で3つ目のアウトが成立するので、リクエストの意味はないのは明らかである。中日ベンチからは立浪和義監督(54)も出てきて抗議するなど、このリクエストに球場は困惑のムードに包まれた。そしてリプレー検証の結果も判定通りのアウトで、リクエスト権を無駄に消化した原監督に批判が向けられることとなった。

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source : 週刊文春 2023年8月31日号