言葉を選ばずに言えば、新聞の役割の一つは「ズルを許さないこと」だと思う。しかし今や、そんなことを期待するだけ無駄なのかもしれない。

 中部電力が浜岡原子力発電所の地震動データを不正操作していたのはかなりひどい話だ。平たく言うとデータを捏造、起こりうる地震動を過小評価していた。おかげで耐震工事をお安く済ませた可能性が高い。

 この不正について、原子力規制委員会にタレコミがあったのは昨年2月。同委の調査を経て中部電が“自白会見”を開いたのは今年1月だったが、7月1日、昨年来の調査中も、中部電がデータを操作していたことが明らかになった。

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source : 週刊文春 2026年7月16日号