人に聞くほどでもないので、ずっと謎のままになっていたことがある。馴染みの焼鳥屋で一杯やって、「お勘定っ!」などと言いながらクレジットカードを差し出す。決済が終わって手渡される明細書に書いてある「ゼントウシン」の意味だ。お好み焼き屋へ行ってもゼントウシン、町寿司へ行ってもゼントウシン。なんだろうと思っていた。
最近、謎がようやく解けた。嫌な形で。ゼントウシンこと全東信はクレジットカードの決済代行を手掛ける会社で、7月6日に大阪地裁に準自己破産を申請、破産手続き開始の決定を受けた。負債総額は約1151億円と巨額で、約20年前から粉飾決算を繰り返していたという。
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source : 週刊文春 2026年7月30日号






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