今年も8月が終わるものの、まだまだ厳しい酷暑が続きそうだ。そこで、漢方の考え方を取り入れてみよう。睡眠、入浴、朝のルーティン……暑さに負けない生活習慣、5つの法則とは? 夏バテ防止「漢方薬リスト」も掲載。
●「睡眠」パジャマはどうする?
●「入浴」シャワーだけはNG
●夏バテ防止「漢方薬リスト」…ほか
「東洋医学(漢方)の根底には、自然を『大宇宙』、人体を『小宇宙』と捉え、小宇宙は大宇宙から影響を受けるという考え方があります。つまり、自然が変化している今、人間もその対応を変える必要があるのです。例えば、昔は寝る時はお腹にだけタオルケットをかけ、エアコンのオフタイマーをセットして寝るのが常識でしたが、最近の熱帯夜では熱中症になるリスクがあります。今こそ、私たちは従来の認識を改めて、夏の生活習慣をアップデートしなければならないのです」
こう語るのは、東京女子医大附属東洋医学研究所所長の木村容子教授だ。漢方の見地から考える、夏バテ対策のための新たな生活習慣とは――。

夏バテに悩む人は多い。2023年のリンナイの調査によれば、「夏バテを経験したことがある」と回答した人は78%に上る。夏バテを感じ始める時期については、「7月後半」が22%、「8月」は31%だった。つまり、約8割の人が夏バテを経験したことがあり、2人に1人は7月後半以降何らかの体調不良を抱えているのだ。
冒頭のような気候の変化に伴い、当然ながら夏バテの症状も変わりつつあるという。
「昔は暑くて食欲がなくなるので夏痩せに注意しようと指導されたものですが、逆に今や“夏太り”が増えているのです」(木村教授)
夏太り?と聞いてドキッとした人も多いだろうが、何も本人の責任だけではない。理由は、生活習慣の変化だ。
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source : 週刊文春 2026年9月3日号
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