連載第1回を読む

 前回、「おじさん」について書いたが、肉体的な部分で“おじさん感”を覚えるのが、睡眠だ。「年を取ると朝早く起きてしまう」とよく聞くが、一時期、なぜか朝3時くらいに目が覚めてしまうことがあった。もはや早起きなのか、夜更かしなのかわからない時間帯だ。で、ここで起きてトイレに行ったりスマホを見たりすると大変なことになる。目が冴えて二度寝できず、朝になるまで布団の中でつらい時間をすごすことになる。「早起きは三文の得」というけれど、それは適度な早起きであって、3時に起きて二度寝できず苦しむのは損でしかない。

 そのため、目覚めてしまっても、そのまま目を閉じ、決して布団から出ない。そうすると、わりとすんなり二度寝できて6時くらいまでは寝ていられることがわかった。

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source : 週刊文春 2026年9月10日号