ジャニーの行為を知らなかったとジュリー社長は弁明するが、実際にはスタッフも関与していた。さらに、あるマネージャーは自分も性加害をしたと告白したのである。
2023年6月。私たちがジャニー喜多川の性加害について取材を始めて、3カ月が経っていた。
最初は匿名だけだったが、実名で被害を証言する元ジャニーズJr.(以下、ジュニア)を見つけ、記者会見で世間に問題を周知させるところまでたどり着いた。
ジャニーズ事務所も藤島ジュリー景子社長の動画メッセージを発信し、「外部専門家による再発防止特別チーム」を発足させるなど、この問題に向き合わざるを得ない状況となっていた。
だが私たちには、まだ記事にしていないテーマがあった。
事務所のマネージャーによる、ジュニアへの性加害だ。
本連載第3回で少し触れたが、すでに事務所を辞めた井上(仮名)というジュニア担当の元マネージャー男性がいた。
現在50代の井上は、4月の時点で私たちの3時間にわたる取材に応じ、ジュニアへの性加害を認めた。だが、直後にカウアン・オカモトの記者会見があり、ジャニーの性加害問題が急展開を見せていたため、記事にはしていなかったのだ。
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source : 週刊文春 2026年9月10日号
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