言い方は悪いが、藏内勇夫・前福岡県議会議長の「議員辞職劇」はかなり楽しませてもらった。
県議会議長ポストを巡って「カツアゲされた」という暴露。高額の公費を使った海外視察が明るみに出たかと思うと、本人がライフワークとする「ワンヘルス」にこれまた巨額の税金が投入されていることも浮き彫りになった。
しかし自称「日本で一番悪い男」は反省するそぶりすら見せない。パリやハワイでべらぼうに高いホテルに泊まっても「高額だったから必要ではないということは、私は考えない」と言い放ち、「海外旅行は続けます」と断言。ごく最近まで県議会議長や議員の辞職も否定し続けた。そんな御仁が追い込まれ、一転して議員を辞めたというドラマが面白くないわけがない。
一連の報道で先行したのは福岡県に本社を置く西日本新聞だった。一般論として地方紙と地元政界には因縁浅からぬ関係がある。同紙もご多分に漏れないはずだが、それでも怯むことなく書き続けたことは最大限の称賛に値する。
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source : 週刊文春 2026年9月10日号
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