某紙の古参記者に言わせれば、新聞社で一番、社内人事にうつつを抜かすのは政治部だ。「ここだけの話だが」と声を潜めて噂話を撒き散らすそうな。
さもありなん。この秋の政治記事も「高市人事」を書き散らした。いつも通り前口上だけは賑々しい。
思い出そう。時事通信は8月17日付の配信記事で宣していた。「内閣・党人事、麻生派の処遇焦点 蜜月変化?高市首相の再選戦略左右」。ついに同派の鈴木俊一幹事長と麻生太郎副総裁はクビか? 読者はそう期待せざるを得ない。
だが、秋本番を迎えるとまさかの急失速。9月3日には「自民党幹事長と副総裁人事、鈴木・麻生両氏留任で調整=関係筋」(ロイター)などと、政治報道は一斉に撤退へと転じた。
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source : 週刊文春 2026年10月8日号
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