メディアがニデックをああでもない、こうでもないと報じる「ニデック祭り」はすでに何度かあったことだが、今回は何を大騒ぎしたのか。次の3つに整理できよう。(1)6000億円を超える減損損失を計上した(2)2026年3月期決算について、監査法人が意見不表明とした(3)岸田光哉氏が社長を辞任した――である。
今回の「祭り」の号砲を鳴らしたのは「ダイヤモンド・オンライン」で、9月28日早朝のスクープに始まった。報道のポイントは(1)26年3月期に1兆円規模の減損損失を計上する見通し(2)9月25日の臨時取締役会で岸田氏が解任された(3)解任は唐突で、取締役会内の「内紛劇」の可能性がある――の3つだ。
見ての通りニデックの発表とダイヤの報道にはいくつか違いがある。一つは減損損失の規模で、ダイヤの1兆円はさすがに盛りすぎ。もう一つは監査法人が意見不表明を出したことを書いていないことだ。
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source : 週刊文春 2026年10月15日号
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