庄司薫氏の小説『赤頭巾ちゃん気をつけて』は気が抜けない。学園紛争時代の青春が猛烈に羨ましくなるうえ、ほら口調も主人公の薫クンに似てきてしまう。
とにかく、日比谷高校の仲間が愉快なんだ。「ベーテー(米帝国主義)をどう思う?」と迫る革命派から大天才みたいな顔の芸術派までが、読書で得たネタを元に大論争。まさに「オドカシヤ」の名に恥じぬ活躍ぶりではあるまいか。
そんなわけで読書の秋である。新聞の読書面を拝読すれば、ビックリ。今なお革命派は健在だったか。
典型は、9月26日の朝日朝刊だ。東大准教授が韓国のSF作家の『とにかく、デモ!』(チョン・ボラ著 現代書館)を論じるが、やっぱりこうきた。
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source : 週刊文春 2026年10月22日号
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