「主文。被告人は無罪」
2013年12月に起きた「餃子の王将」社長射殺事件。京都地裁は10月16日、殺人罪と銃刀法違反罪に問われた特定危険指定暴力団・
この事件では首謀者はもちろん、指示役や共犯者すら明らかになっておらず、このままでは「未解決事件」として終わる可能性が高い。だが、実は、発生当初から捜査当局に「黒幕」としてマークされていた人物がいたのである。
王将とも工藤会とも“接点”を持つ人物
事件発生から約4カ月後の2014年4月のことだ。犯行の準備に使われた軽自動車の持ち主との関係などから、工藤会系石田組本部長だった田中幸雄元被告の存在が浮上する。

これによって、京都府警の捜査本部では「王将創業家と深い関係にあり、工藤会とも“接点”を持つ人物が、何らかの形で事件に関与しているとの見方が強まった」(捜査関係者)という。
その人物こそ、上杉昌也氏(82)なる人物だ。
王将は事件後、同社が〈反社会的勢力と関係があるかどうかを確認することを目的とし〉2016年1月、大仲土和・元大阪地検特捜部長を委員長とした第三者委員会を設置。委員会は同年3月、調査結果をまとめた報告書を公表した。
その中で、王将と〈反社会的勢力との関係の存在は確認されなかった〉としたものの、1995年から2006年までの12年間で、約200億円が上杉氏側に流出し、約170億円が回収不能となったと報告している。上杉氏が所有していた京都・祇園のビル(約5億円で購入し、第三者に8000万円で売却)や、ハワイの別荘(約18億円で購入し、第三者に約6億円で売却)など、14件もの〈不適切な取引〉を指摘。そして、上杉氏との関係解消に動いたのが大東隆行氏だった。こうした経緯から上杉氏は“黒幕”として取り沙汰されてきたのだ。

部落民の尊崇を集めた人物の異母弟
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source : 週刊文春Webオリジナル 電子版オリジナル
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