中間選挙取材のためにアメリカに入りました。これからしばらくはアメリカからお伝えします。まずはニューヨークです。

 テレビを見ていると、中間選挙に向けた候補者のCMラッシュです。アメリカでは選挙のCMで対立候補を露骨に批判するのが定番です。ニューヨークでは中間選挙と同時に行われる州知事選で民主党の現職に共和党候補が挑戦しているため、2人のCMが番組の合間にしきりに流れます。ニュースの途中に流れると、一瞬ニュースの続きかと勘違いしてしまいます。4年前の中間選挙のときもニューヨーク州知事選挙が行われていましたから、「そうそう、知事の任期は4年だった」と思い出します。アメリカは下院議員の任期は2年ですから、ニューヨーク州知事に比べて短いのですね。

 このところ世界的に新聞の凋落が目立っていますが、ニューヨークでは夕刊紙の激しい競争が続いています。共和党寄りの「ニューヨーク・ポスト」は民主党知事を攻撃する記事を掲載しています。そういえば4年前にも同紙は民主党知事を攻撃していたけど、再選されてしまったなあと思い出します。

 もう一方の「デイリー・ニュース」は民主党寄り。こちらは民主社会主義者を自任する初のイスラム教徒のニューヨーク市長になったマムダニ氏の行動を詳報しています。

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source : 週刊文春 2026年10月29日号