これは口が裂けても言いたくないレベルなんだけど、「この連載を読んでおけ」と社員に強要するのが嫌だ。いくら心からのお勧めだからといっても、私の口からは言えない。この拘りが強くて、執筆したものだけでなく、取材を受けたもの、何かに出演したもの、過去に自ら「見ろ」と言ったことはほとんどないと思う。
何かを強要されてる人を見るのが嫌だ、という感覚は昔からあった。権力者である私から社員に伝えると、普通のお勧めとはまた違ったものになってしまう。だから、自発的に見てもらえるよう、興味関心を引くもの、面白いものでなければならないという意識がずっとある。
以前は、ブログをなんとか面白くしようと努めていた。実際、私のブログは世間で人気になったけど、サイバーエージェント社員がみんな読んでくれてるという実感は得られなかった。むしろ、競合他社の社員のほうが関心をもっていた。
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source : 週刊文春 2026年11月5日号
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