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メリー喜多川 本誌だけが書ける「光と影」 弟の少年「性虐待」をかばい、SMAPに近親憎悪 

「週刊文春」編集部
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 稀有なマネジメント能力と度胸を併せ持つ女帝が旅立った。天才的な審美眼を持つ弟とともに年間1000億円を稼ぎ出すアイドル帝国を築き上げた。その過程で時に対決し、「仇敵」となった本誌が目撃した彼女の“光と影”とは。

 鬱蒼とした木々に囲まれた和歌山県・山上盆地。1200年以上前に弘法大師が開いた真言密教の聖地、高野山に真新しい墓が2つ並んで建てられたのは一昨年の6月のことだった。ひとつは同年7月に亡くなったジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川前社長が眠る喜多川家の墓。もう一墓はジャニー氏の姉、メリー喜多川名誉会長が自ら建てた藤島家の墓だ。

高野山に並ぶ2つのお墓
2019年に建てられた

 新聞の訃報では藤島メリー泰子と表記されたが、本名はメリー・泰子・喜多川・藤島。戦前と戦後の一時期を米ロサンゼルスで過ごしたメリー氏は、米国での名前に喜多川姓を付けるほど、出自と血脈に強いこだわりを持っていた。

「もともと藤島家の墓は曽祖父の代から豊島区の霊園にあったが、メリー氏は高野山にかけあい、奥之院の近くに億単位のお金をかけてジャニーさんと自らの墓を建てたのです。姉弟の父はロスのリトルトーキョーで布教活動を行った真言宗の僧侶。かねてから高野山の水を取り寄せるなど、強い思い入れがあったようです」(メリー氏の知人)

 2019年7月にジャニー氏が鬼籍に入る前から、メリー氏は自らの天命を予期していた節があった。40年来の付き合いがあるプロデューサーの石井ふく子氏(94)によればこんなやり取りがあったという。

 19年9月に東京ドームでジャニー氏のお別れ会が行われたあと、お悔やみの言葉を述べる石井氏に対し、メリー氏は手を握ってこう語りかけた。

「私のことを頼むわね」

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source : 週刊文春 2021年9月2日号

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