「代議士のところにも情報は入っているんでしょうけれど、ちゃんとしたことを言わないといけないと思い、この資料作って来ました」
8月1日、成田市内のそば屋。後援会幹部から資料を受け取った林幹雄幹事長代理(74)の表情がみるみる曇っていく。
林氏は、父親で元環境庁長官の大幹氏の地盤を継ぎ、93年に初当選。経産相などを歴任し、現在9期目のベテランだ。二階俊博幹事長の側近と言われるが、
「ただの側近ではなく、“超側近”。会見や会食には必ず付き従っています。先日も与党幹部の5人会食が批判されましたが、本来は自公の幹事長、国対委員長4人の会談だった。ところが二階氏には“通訳”代わりの林氏が必要だったため、5人になってしまったのです」(政治部記者)
その林氏には“跡継ぎ”がいる。千葉県議の長男・幹人(もとひと)氏(47)。07年の県議選で初当選し、現在4期目だ。
「実は林氏は引退し、次期衆院選には幹人氏が出馬する方向で調整されていた。実際、幹人氏は6月頃から辻立ちを始め、7月下旬にも『親父は引退する』と言っていました」(県連関係者)
ところが――。幹人氏を巡っては“ある疑惑”が取り沙汰されてきた。後援会幹部の一人が明かす。
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source : 週刊文春 2021年9月2日号