モーグル4選手の自粛破りにスキー連盟“温情処分”のワケ

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「週刊文春」編集部
エンタメ スポーツ

 SNSに投稿された写真には、女性の接客を受けながら楽しげに酒を飲む男たちの姿が。だが、時期も彼らの立場も悪かった――。

「その場にいたのは全日本スキー連盟に所属する、フリースタイル・モーグルの4選手。来年2月に開催される北京五輪の代表候補でした」(スキー連盟関係者)

 その4選手とは島川拓也(22)、小山貴史(23)、村田優太郎(23)、藤井昌織(26)。島川、小山、村田は今年行われた全日本選手権などメジャー大会で上位にランクインする実力者である。

 彼らは9月4日から5日間、宮城県柴田郡で行われた合宿に参加していた。

「合宿入りの前夜、彼らは宿泊所近くの飲食店で日付が変わるまで酒を飲み、カラオケをしていたようです。その様子を一人の選手がSNSにアップ。それを発見した人が連盟に報告したことで“自粛破り”が発覚した」(同前)

 当時は宮城県も緊急事態宣言下で、飲食店の営業は夜8時まで、酒の提供は禁止されていた。スキー連盟は9月27日、「アスリートとしての責任や自覚に欠けた行動」として、4選手の強化指定選手の資格を剥奪する懲戒処分を科した。

 これまでもスキー連盟所属選手のトラブルは繰り返し起きている。モーグルでは2005年に長野五輪金メダリスト・里谷多英の“泥酔暴行事件”が発覚。特に多いのがスノーボード選手たちの不祥事だ。

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source : 週刊文春 2021年10月14日号

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