10月中旬頃から中国のサイトにアダルトビデオの無修正動画が大量流出し、不正に販売されていることが「週刊文春」の取材でわかった。小誌が確認したところ、流出した動画は約120本にも及んでいる。
AVメーカー関係者が語る。
「業界最大手のソフト・オン・デマンド(SOD)の作品が約50本と最も多く、他にプレステージなど人気メーカーの作品も含まれていた。過去には有名監督がマスターテープを持ち出して流出させた事件や、業界を辞める人間が小遣い稼ぎに持ち出すケースもあったが、本数は少なかった。今回は史上最大規模の流出事件です」
問題のサイトでは違法動画が1本50~100ドルでダウンロード販売されており、人気トップ女優の作品も多数含まれている。こうした動画の削除は可能なのか。ITジャーナリストの篠原修司氏が解説する。
「サーバー運営者に違法動画であることを証明した上で削除依頼を出しますが、対応してくれない場合もある。その後は日本や現地の裁判所に訴えることになりますが、言語や法律の違い、費用面が障害になり、泣き寝入りするケースが多いと考えられます」
元トップ女優でAV女優のセカンドキャリア問題に取り組む小室友里氏はこう憤る。
「一度ネットに流れてしまったら、完全に削除するのが不可能な“デジタルタトゥー”となり、引退後も私生活に影響が出る。海賊版を視聴してもメーカーに売上が入らず、事務所や女優へのギャラの支払いも滞ります。絶対に見ないでほしいです!」
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source : 週刊文春 2021年11月11日号