【案内状入手】岸田首相お膝元でも有権者買収疑惑——公明党現職閣僚の選挙でカネが、茨城と同じ手法

「週刊文春」編集部

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 ウグイス嬢、県議・市議など100人を買収し逮捕・辞職した河井元法相。その選挙区を自民党は公明党の斉藤鉄夫国交相に譲り、岸田首相も自ら応援に入って与党は死守する。だが、ここでも演説会に出席すると――。

「茨城6区の買収疑惑を報じた週刊文春の記事を読んで、『これは広島も一緒じゃ』と。ホテルグランヴィアの演説会に社長が参加した際、トラック協会の支部から旅費名目で約5000円をもらったそうです。社長は『斉藤さんが好きで参加するならいいけど、お金をもらうのはどうなんかなぁ』とこぼしていました」

 小誌の取材に匿名を条件にそう明かすのは、広島市安佐北区に拠点を置く運送会社の関係者である。

 小誌は11月11日発売号で、岸田首相の応援演説を巡る「集団買収」を報じた。茨城6区の国光文乃議員を支援する「茨城県トラック協会」が設立した任意団体「茨城県運輸政策研究会」が、岸田氏の演説に参加した有権者に日当5000円を支払っていたのだ。報道後、政策研究会側は、合計21人に日当5000円を支払ったことを認めている。

茨城での買収を報じた小誌記事

「国光氏は岸田派の2回生議員。11月18日、東京地検特捜部に有権者買収の疑いで刑事告発されましたが、この日開かれた岸田派の総会は欠席していた。本人は周囲に『私は全く知らなかった』などと漏らしています。ただ、国光事務所が作成した文書も動員に使われており、『全く知らない』との言い訳は通用しません」(政治部デスク)

 そして、茨城と同じ手法が、岸田文雄首相のお膝元・広島でも使われていたと証言するのが、冒頭の運送会社の関係者だ。

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source : 週刊文春 2021年12月2日号

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