藤井風サプライズ中継　その時実家では…

「あなた、岡山の実家からやったんじゃないの！?」

　司会を務める大泉洋も仰天した、藤井風（かぜ）（24）のサプライズ登場。この演出の裏で、地元・岡山では、とある騒動が起きていた。

「岡山県里庄町の実家からの中継と見せかけて、会場の東京国際フォーラムに現れるという演出は、局内でも徹底的に伏せられていました。司会者たちにも秘密で、台本でも藤井さんが登場する場面は空欄にしていた。それで大泉さんはあんなに本気で驚いていたのです（笑）」（NHK関係者）

　大トリを務めたMISIAのピアノ伴奏にも登場。時折笑顔を見せながら鍵盤を叩くなど、終始堂々とした振舞いだった。だが後日、藤井はYouTubeで、歯列矯正のため付けていたマウスピース型の矯正器具を、歌う前に取り外し忘れていたことを告白。「どんだけ緊張しとんねん」と、自分でも驚いたという。

　藤井は3歳でピアノを始め、親の勧めで12歳からYouTubeでカヴァー曲を配信し始めた。2020年にメジャーデビューし、同年、日本武道館でのコンサートも実現させた。

「高いピアノ技術と抜群の歌唱力で、桑田佳祐や稲葉浩志も藤井風好きを公言しているほど。本人は酒もたばこもやらない、ベジタリアン。取材時も地元・岡山弁を話し、一人称は『わし』です」（音楽ライター）

　実家の近くで酒屋を営む店主が語る。

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source : 週刊文春 2022年1月13日号