「待ってました! 細川たかしさんの圧倒的な歌声が、必ずや日本をカラフルに盛り上げますから!」

 と司会の大泉洋の大げさな前フリで6年ぶりの出場を果たしたのは、演歌の大御所・細川たかし(71)だ。

独特の刈り上げが特徴

『望郷じょんから』を歌い上げ、『北酒場』では同郷の大泉とデュエットするサービスまで披露。

 細川といえば、紅白にも「世代交代が必要」と、16年に自ら卒業宣言。紅白の舞台からは退いていた。

「大泉さんの出身地の北海道推しと、特別企画枠という立てつけでしたが、『卒業宣言した人がなぜ……』という違和感は拭いきれなかった」(スポーツ紙デスク)

大泉とデュエット(『紅白』より)

 実はこの復活の裏側には、ある“大きな力”が働いていたという。

「細川さんは紅白に出たい気持ちはあった。ただ15年には森進一さんが卒業するなど、若返りを図る紅白から落選を突きつけられるのを嫌い、自ら辞退したのです」(NHK関係者)

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source : 週刊文春 2022年1月13日号