異例の5種目に出場し、金1個、銀3個のメダルを獲得した髙木美帆(27)。でも、彼女が凄いのは、メダルの数だけじゃない。
1994年、北海道・幕別町で生まれた髙木。4歳上の兄の影響で、2歳上の姉・菜那(29)とともに5歳からスケートを始めた。その一方で、地元のダンス教室に通ったり、サッカーでも「未来のなでしこ」と目されるほどの実力だった。
中学時代のサッカー部顧問・森英樹氏が明かす。
「FWとして男の子に混じって身体を張ったプレーをしていました。ゴン中山みたいな泥臭いプレーも厭わず、ゴール前でダイビングヘッドして目尻から流血してしまったことも(笑)」
中3の時には、15歳でバンクーバー五輪に出場。競技をスケート一本に絞り、鳴り物入りで帯広南商業高校へ進学した。
同校スケート部の元監督・東出俊一氏が語る。
「テレビの取材もたくさん来たけど、あの子は浮かれることなく冷静でした。40年コーチをしてきましたが、彼女は考える能力がダントツ。どんな時も、練習意図を自分の頭で考えながらやっていました」
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source : 週刊文春 2022年3月3日号