「ワンNTT」という大号令の下、各社の経営統合を進めているNTTグループ。持株会社の澤田純社長はシナジー効果を“1000億円”と見込んでいます。実際、グループ全体の今3月期決算の営業利益は1兆7450億円を予想。過去最高益を過去最高益を叩き出しています。
その一方で、従業員に対しては稼ぎ頭のドコモを筆頭に大幅な“賃下げ”を要求。さらにドコモショップは「年100店閉店」計画を立てていることも発覚しました。
日本を代表する“巨大帝国”で今、何が起きているのか。週刊文春がその内実をレポートしました。
NTTドコモの悲鳴「月収10万円減」内部資料入手
「会社から提案されている内容では、年収が1、2割減る計算です。これでは生活やローンの返済計画も狂ってしまう」(NTTドコモのベテラン社員A氏)。親会社の親会社のNTTが突き付けた提案により、ドコモ社員は大混乱に――。
過去最高益でも…NTT「賃下げ大号令」新資料入手
「賃下げはドコモだけではありません。グループ全体でも各種手当が次々カットされ、給与が下げられます」こう悲痛な声を上げるのは、NTT東日本に勤務する30代半ばの男性社員だ。
NTTドコモ 賃下げに続いて「年100店閉店」計画
「現在のNTTグループ全体における再編や処遇見直しの中で、ドコモが“リストラ”の最重要ターゲットにされているのは間違いない」(NTTグループ社員)
source : 週刊文春