物語から姿を消してなお、好きなキャラを問う読者アンケートで1位(70票)を飾った安子(2位のひなたは62票)。演じたのは、上白石萌音(24)だ。

安子の親友で「水田屋とうふ」の娘・水田きぬを演じた小野花梨(23)が語る。
「私も萌音ちゃん演じる安子が、めちゃめちゃ好きでした。萌音ちゃんは私より一つ年上ですが、同じ目線に立ってくれて。何でも聞けて何でも話せるような雰囲気をお持ちの方。現場では他愛もない話をたくさんしました。『ポテチ食べたらすぐ肌荒れするよね』とか、『ジムに通うのって続かないなあ』とか(笑)」
ドラマでは見事な英語力も披露。安子と渡米する進駐軍のロバートを演じた村雨辰剛(33)が振り返る。
「すごく素敵な英語でした。発音もきれいで、アメリカ英語というよりは、ちょっとブリティッシュぽい知的な感じで。大変そうな素振りを一切見せず、本当にプロフェッショナルでした」
その後は一視聴者として、物語を楽しんでいるようだ。安子編では、喫茶店「ディッパーマウス・ブルース」店主・柳沢定一の息子・健一、ひなた編では同じく定一のひ孫・慎一を演じた前野朋哉(36)が明かす。
「僕が慎一で出演した日にLINEで『めっちゃ笑いました。ウケました!』と連絡くれました(笑)」
だが余裕があるわけではなく、現在は主演舞台「千と千尋の神隠し」の真っ最中。“稔さん”を演じた松村北斗も同作を鑑賞したという。前出の小野が続ける。
「共演してから萌音ちゃんの舞台は全部観に行っています。萌音ちゃんは千尋そのもので、本当に凄かった! ポスターが公開された時に『顔似すぎじゃない? 背丈やとろんとした目がアニメそっくり!』と連絡したら、『それは自分でも思う』と言っていました」

カムカムや千と千尋だけでなく、昨年は他にドラマ3本に出演。エッセイ本も出版し、紅白歌合戦には歌手として初出場を果たした。「今年が人生のピーク」と漏らすほど多忙を極める彼女は最近、
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source : 週刊文春 2022年4月14日号