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 聞いてないよォ。そんな嘆きが聞こえてきそうなほど、あまりにも突然だった。5月11日、お笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の上島竜兵が急逝した。享年61。自ら命を絶った。

盟友・出川哲朗と共に白いブリーフとエプロン姿で記念会見に臨んだ/写真提供 産経新聞

 写真は2009年、DVD『リアクションの殿堂』発売記念イベントの様子である。限界ギリギリのリアクション芸を見ることは、もう叶わない。

高校卒業後、経理の専門学校に進学。「役者になりたい」と半年で辞めて上京した

 故・志村けん主催の舞台「志村魂」には毎回出演。演出を務めたタレント・ラサール石井が、当時を振り返る。

「志村さんが『上島は絶対に芝居ができる』と言って、2番手くらいの良い役を振っていましたね。同じことを言ったのが中村勘三郎さん。上島がむきになって何かやる度に、勘三郎さんが嬉しそうにキャッキャと笑うんですよ。芝居でもコントでも、いい味を出してくれる名役者でした」

2008年、舞台「わらしべ夫婦双六旅」公開稽古を終え、「ヤー!」/写真提供 アフロ

 プライベートでも、サービス精神旺盛。ブレイクしたきっかけとなった「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」(日本テレビ系)で、放送作家を務めていた江戸川大学の西条昇教授が語る。

「飲み会の場で、上島さんの服を脱がせにいく、“いつもの”くだりになって。テーブルの上にあった直径15センチくらいの小さな灰皿を股間に当てて、局部が絶対に見えないように全裸になる裸芸を披露してくれました。そうやって場を盛り上げてくれるんです」

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source : 週刊文春 2022年5月26日号