今年4月23日、北海道の知床沖で観光船「KAZU Ⅰ」が沈没した事故。乗客乗員26名のうち14名が死亡、未だ12名が行方不明となっています。痛ましい事故はなぜ起きてしまったのか。週刊文春が報じた記事をまとめました。

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《社内資料入手》知床遊覧船 隠していた“船首のヒビ”

 

「事故を起こしたKAZUⅠは大きな“爆弾”を抱えていました。にもかかわらず、それを放置したまま今シーズンに突入してしまったのです。そのことを社長も認識していたはず」

 こう語るのは、知床遊覧船の元従業員Aさんである。

 

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【写真】観光船「KAZU Ⅰ」引き上げ 34日、未だ視界は開けず

 

 5月27日午後3時前、観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が作業船に載せられ、網走港に到着した。港は波しぶきが立つほど強風が吹き、船体を覆うブルーシートは激しくなびいていた。

 

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知床 20歳下再婚妻に馬 2世社長と偽医師

 

「事故の原因も分からない」。そう言って会見で土下座した知床遊覧船の“2世社長”。だが背景にあるのは、安全を軽視し、コストカットに走った経営体質に他ならない。しかも、その傍らでは篠原涼子似の年下妻に――。

 

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知床26人遭難“強欲一族”の罪「波が高くても行かせろ」

 

 26人の命を乗せた観光船は、悪天候の中、なぜ運航を強行したのか。大惨事の背景には、知床の観光ビジネスに狂奔する一方、海を甘く見て安全を軽視した運営会社の姿があった。“人災”を招いた“強欲一族”の罪を暴く。

 

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source : 週刊文春