人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
「トム、次回作のことで相談があるんだけどいいかな?」
「はい、何か?」
話し始めようとしたら、ケータイの着信音“オープニング”が鳴った。
「すいません、ちょっと」
と、言ってその場を離れるトム。
“オカンからかよ……”
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source : 週刊文春 2022年6月30日号