1982年に読売新聞で連載が始まった「コボちゃん」。たった4コマの短い枠に、時代を織り込んできた名作の作者を直撃すると、思いのほか、飄々とした佇まい。この40年の喜怒哀楽と起承転結をうかがってきました!
(うえだまさし 漫画家。1947年生まれ。東京都出身。中央大学卒業。71年に漫画家デビュー。82年に文藝春秋漫画賞、99年に日本漫画家協会賞優秀賞、2016年に日本漫画家協会賞カーツーン部門大賞を受賞。『コボちゃん』『フリテンくん』『かりあげクン』など作品多数。)
阿川 読売新聞の朝刊で「コボちゃん」を連載なさって40周年! おめでとうございます。
植田 いや、どうもありがとうございます。やっぱり客観的にはよくやったということになりますか? どうも自分ではそんな大それたことをやった実感もないし、知らないうちに40年経ってたというのが実情なんですが。
阿川 だって、漫画を毎日、40年描いてる人なんて、植田さんの他にいらっしゃらないでしょう?
植田 いるんだなあ、それが。
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source : 週刊文春 2022年6月30日号