6月23日に行われた女子ゴルフ「アース・モンダミンカップ」第1Rで、大西葵プロ(27)とトラブルとなり、“職場放棄”したと報じられたキャディーの大江順一氏(43)が「週刊文春」の取材に約60分にわたって応じ、初めて騒動の経緯について明かした。
大西と大江氏は17番ホールで、2打目のミスショット後の対応を巡って意見が対立して口論となり、大江氏は大声を上げたとされる。その後、バッグを運ばない“職務放棄”とみられる行為もあり、大西は18番ティーで競技委員に帯同キャディーの交代を申し出た。18番からはクラブメーカーの関係者がバッグを担ぎ、大江氏はラウンド中に帰ってしまったという。
大江氏は「僕が職務放棄をしたり、キレたりしたと報じられていますが、そんなことはありません。あくまでいつも通りにしていました。仮にこれで処分されるようなことがあれば不本意です」と切り出した。
トラブルが起きた発端についてはこう説明。
「17ホールの2打目でシャンク(ミスショット)して、球が右手のレッドペナルティエリアに行った。そこで、どうリカバリーするのか三つ選択肢があり、ゴルフバッグを置いた位置から打ち直すこともできたので、ゴルフバッグとペットボトルを置いていた。後続組に我々の存在を知らせる安全確保の意味合いもあります。そうした上でボールを探しに行ったのですが、それがバッグを放置したと思われてしまった。良かれと思って同組のキャディーさんがバッグを持ってきてくれたんですが、まだゴルフバッグの位置から打ち直す可能性もあったので、僕は『置いておいてほしいんだよな』と言ったのです。すると大西プロから『せっかく持ってきたのにそんな言い方しなくてもいいじゃん』と言われて。あくまで大西プロのためにやっていたことなのに、頭ごなしにそう言われ、正直どうかと思いました」
実際に大声を出したり、怒鳴ったりはしたのか。
「大きい声を出したのは、相手に聞こえるようにはっきり言わないと相手に伝わらないからです。コースは広いですし。僕は感情任せで言った言葉は一つもない。大西には『ラウンドが終わったら説明するね』と伝えたにもかかわらず、『ありがとうって言ったら終わりじゃん』と言われた。自分としてどうしたら良かったんですか? という思いがあります」
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source : 週刊文春 2022年7月7日号