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谷川浩司十七世名人|杉本昌隆

師匠はつらいよ 第61回

杉本 昌隆

連載

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 先月の22日、待望の名古屋将棋対局場で順位戦の対局があった。

 こけら落としの対局であり、トヨタの桑田正規副社長と私を含む対局者4人が並んでテープカットを行う。記念すべき開幕日である。

 さてこの日の私は佐々木慎七段に敗戦。だが藤井聡太五冠は佐藤康光九段に勝利したし、翌23日には東海在住の石川優太四段と高田明浩四段の二人も勝った。つまりこの時点で東海勢の三勝一敗なのだ。

 点でなく線でとらえれば最高の滑り出し。後輩を見守る私も満足……って、いや次は頑張りますよ。

 さて、私は東海在住だが、所属は東京より距離が近い「関西棋士」。今は多くのトップ棋士を輩出しているが、関西を代表する棋士と言えばやはり谷川浩司十七世名人であろう。

 名人通算五期の実績を持つ谷川九段に対し、日本将棋連盟理事会が永世名人襲位を推薦したのが5月。ご本人の同意により、「谷川浩司十七世名人」となった。

 21歳名人の最年少記録は未だ破られていない大記録。現役での永世称号はファンにも嬉しいことで、私も十七世名人の谷川先生と対局できる日が楽しみである。

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source : 週刊文春 2022年7月14日号

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