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「新しい冷戦」を考える|池上彰

池上彰のそこからですか!? 第535回

池上 彰

連載

国際

 アメリカと中国の間の貿易戦争や台湾をめぐる対立、ロシアによるウクライナ侵攻による米ロ対立など、このところの国際情勢について「新しい冷戦」という表現が出てくるようになりました。では、そもそも「冷戦」とは何だったのか。今回は、そこから考えていきましょう。

 冷戦という言葉がしばしば使われるようになったのは、1947年にアメリカの政治評論家ウォルター・リップマンが出版した書籍『冷戦』がきっかけでした。

 当時のアメリカとソ連(ソビエト社会主義共和国連邦)が、実際の戦争(熱戦)にはならないものの、厳しく対立している構図を、こう呼んだのです。

 1945年に第二次世界大戦が終わり、やっと平和になると思ったら、別の“戦争”が始まってしまったというわけです。

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source : 週刊文春 2022年8月11日号

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