休日には1日100件殺到…“家来るドクター”の過酷なコロナ最前線に密着「使命感だけでやっています」

波濤を越えろ 訪問診療密着撮

「週刊文春」編集部
ライフ 医療

「BA.5型は感染してから2〜3日後に喉の痛みと倦怠感が強くなるんです。SpO2(酸素飽和度)は問題ないですね。在庫があるうちにカロナール出しておきます」

 患者は北名古屋市在住の44歳の母と9歳の息子。「家来るドクター」の朝岡龍博医師(31)は、到着すると玄関先で抗原検査を開始した。結果はどちらも陽性だ。容態を確認すると10日分の薬を処方し、次の家へと向かった――。

 

 列島を第七波が蹂躙している。1日当たりの感染者は約20万人を数え、自宅療養者は100万人を突破。在宅医療の現場がコロナ最前線となっている。7月29日、小誌は愛知県内で訪問診療を手掛ける「家来るドクター」に密着。冒頭のシーンはその1軒目である。

休日は1日100件。医師を突き動かすのは――

 営業部長の西村新氏(23)が話す。

「7月の2週目から急に依頼が増え始めました。平日は約30件で休日は100件超え。6月の段階では10%程度だった陽性率は、今では50〜60%にまで上がりました。担当地域を分け、最大で医師5人の車5台で往診しています」

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source : 週刊文春 2022年8月11日号

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