「死にたいとは思わないけど、消えたい」。華やかな表舞台とペットのいない自宅――その「落差」が芸能人のペットロスを凄絶なものにする。前号の上沼恵美子に続き、胸中を語ってくれたのは2月に愛猫を亡くした壇蜜だ。
「びっくりしたでしょ?」
インタビュー用に用意した部屋に入るなり、壇蜜さんはいきなりそう言った。
私は「お痩せになったな、とは思いましたが……」と口ごもってしまった。

今年2月、壇蜜さんは愛猫「久石(クインシー)」(♀・スフィンクス)を亡くした。壇蜜さんとマネージャーの仲谷氏の好きなミュージシャン、クインシー・ジョーンズにちなんで名付けられたその猫は、壇蜜さんの著書にも頻繁に登場している。
〈猫とぐっすり寝ている時が一番幸せだというのは、結婚後も変わらない〉(『新・壇蜜日記』より)
私は編集者時代、壇蜜さんの担当だった。だから芸能界を生きる壇蜜さんにとってクインシーが「戦友」というべき存在であることも知っていたし、その死の衝撃は分かっているつもりだったが、予想以上に憔悴した姿に動揺してしまったのが冒頭の場面である。
初回登録は初月300円でこの続きが読めます(月額プラン)。
年額プランはキャンペーン中!
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
キャンペーン終了まで
-
月額プラン
1カ月更新
2,200円/月
初回登録は初月300円
-
年額プラン
22,000円一括払い・1年更新
1,833円/月
2月4日~2月18日10:00までの期間にご購読いただくと全員にAmazonギフトコード1,000円分をプレゼント!!
オススメ!期間限定
-
3年プラン
59,400円一括払い、3年更新
1,650円/月

既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2022年9月1日号