「劇団から生徒(タカラジェンヌ)に『人が集まるところに行くな』『外食禁止』とお達しが出ている今、ファンクラブも“お茶会”を自粛している。それなのに柚香光(ゆずかれい)さんのファンクラブはやりたい放題で『あまりに不公平』という声が上がっています」(劇団関係者)
コロナ禍で多くの公演が中止となっている宝塚歌劇団。花組の男役トップスター・柚香光が主演する「巡礼の年/Fashionable Empire」の東京宝塚劇場公演も劇団関係者からコロナ陽性者が出たため、7月30日の初日が延期。8月14日に開幕したが、20日からまた休演し、9月4日の千秋楽のみ上演された。
2019年11月に花組トップに立った柚香は、東京都杉並区出身。中学3年生の時、母親が書店のレジ横にあった入学願書を持ってきたことがきっかけで入団を志した。「願書を出した後に初めて宝塚を観劇した」と本人が明かしている。
「柚香は171センチの長身で容姿端麗。幼少期からクラシックバレエを習っており、“ダンスの花組”の中でも踊りのセンスは頭抜けていた。『はいからさんが通る』や『花より男子』などアタリ役に恵まれ、ファンがみるみる増えていきました」(同前)
柚香のファンクラブ「柚香会」の会員数は約1500人。各組のスターたちのファンクラブは定期的に“お茶会”を開催している。
「場所は結婚式場やホテルなどで参加費は約7千〜8千円。スターも登場し、トークや歌、ダンスを披露する。ファンにとっては憧れのスターと直接触れ合える貴重な機会。そのため参加費を多めに払う人や、“お花代”を5000円〜上限なしで包む人もいます。柚香会は1回で1000人以上来ていました」(同前)
それがコロナ禍でお茶会は自粛の一途。SNSには〈お茶会、いつできるの〉とファンの嘆き節が上がる。
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source : 週刊文春 2022年9月22日号