玉川徹“逆張り傲慢男”の研究

「週刊文春」編集部
エンタメ 芸能 テレビ・ラジオ

「僕は制作側にいたんで、地雷を知っているんですよ」

 3年前、小誌の取材にこう語っていた玉川徹氏。だが今回、「電通」発言で地雷を踏んでしまった――。

 平日朝のワイドショーで視聴率約10%と、トップを走るテレビ朝日の『羽鳥慎一モーニングショー』。

 物議を醸したのは9月28日の放送。安倍晋三元首相の国葬で菅義偉元首相の弔辞が感動を呼んだことを取り上げた際、玉川氏は「これこそが国葬の政治的意図」と評した上で、

「当然、これ電通が入ってますからね」

 と国葬に広告代理店の電通が関わっていると断じた。

話題になった菅元首相の弔辞

 だがそんな事実はなく、翌日、玉川氏は訂正と謝罪をする羽目になった。

「当初は局も大事になるとは思っておらず、玉川さんの出演も続いた。ただネットを中心に批判が高まり、10月4日に10日間の出勤停止の処分を発表したのです」(番組スタッフ)

 一部には降板説も流れるが、スタッフは首を傾げる。

「高視聴率は羽鳥さんの力も当然あるが、玉川さんの貢献度が大きい。視聴者目線で噛み砕いて話す羽鳥さんと、社員だけど一番過激に斬りこんでいく玉川さん。この2人の番組ですから」

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source : 週刊文春 2022年10月20日号

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